特別支援教育セミナー

趣旨
先生方の今後の取り組みのご参考になるよう開催致しました。
豊富な専門知識をお持ちの講師の先生に、授業の進め方やアセスメントの方法などについてご講演いただきました。ぜひ実際の授業に役立てていただけますと幸いです。
開催日
令和5年10月21日
場所
「ナレッジキャピタル カンファレンスルーム」グランフロント大阪 北館 タワーC8階
主催/後援
主催:全国教科用図書卸協同組合 近畿ブロック
後援:大阪府教育委員会
内容
第一部:講演 『子どもたちの卒業後をみすえた進路選択へのアプローチ』
第二部:講演 『多様なニーズのある子どもの理解と支援』

第一部:講演
『子どもたちの卒業後をみすえた進路選択へのアプローチ』

[講師]長谷川 陽一(はせがわよういち)先生
桃山学院教育大学 人間教育学部人間教育学科 教授 特別支援教育プログラムリーダー 教職センター副センター長

頂きましたアンケートより抜粋

  • 支援学級の在籍についてや、現状などを詳しく聞かせていただき、よくわかりました。アセスメントや自立活動のことも再確認できました。チームで意見を交わすことが時間の関係上、なかなか難しいとは思いますが、よりよい支援のためには、いろいろな連携が大切だなと感じました。進路選択のことも知ることができました。障害支援区分のこともよくわかっていなかったので、聞けてよかったです。
  • 自立活動についてのお話を聞き、特別支援学校や学級だけでなく、通常学級の子どもたちにも必要な活動ではないかと思いました。自立活動とはどのようなものかもう少し勉強し、子どもたちへのアプローチの方法を考えたいと思います。
  • 現在の状況を交えて説明があり、大変勉強になりました。支援学級の進路について、いくつかの選択肢があり、子どもの自己決定を尊重するべきことも大切であるとわかりました。その中で、自立訓練や就労支援A.Bではどのような人が対象になり、その先の具体的な様子も知りたいと思いました。
  • 大阪府の特別支援の最近の動向が詳しくわかり、とても有益でした。また、「障害のある子供の教育支援の手引」は、ネットで見たことはありましたが、書籍になっていたとは知らなかったので、ぜひ学校に一冊買っておいてもらうことを提案しようと思いました。その他にも、個別指導計画の作成方法など改めて確認できたり、参考にするべき文献を知ることができたり、たくさん勉強になることがありました。
  • 卒業後の進路選択が必要な中学校と、小学校との格差を感じていたので、データを含めた説得力のある説明がわかりやすかった。もっと多くの方々に聞いてほしい内容だった。また、アセスメントがいかに重要かを再確認でき、精度を上げるためにチームで取り組むことが大切という視点が新鮮で、ぜひ今回の研修内容を校内で共有したいと感じた。
  • 放課後デイサービスとの共有が新しかったです。2Eについて、学校で情報提供していきたいです。

第二部:講演
『多様なニーズのある子どもの理解と支援』

[講師]小田浩伸(おだひろのぶ)先生
大阪大谷大学 教育学部長・教授 特別支援教育実践研究センター長 障がい学生支援室長

頂きましたアンケートより抜粋

  • ニーズが多様化していたり、複合化していたりといろいろな課題について聞け、勉強になりました。愛着の課題や発達の課題が複合化してくると難しいと感じますが、どんな子も認められたいといった願いがあると思うので、安心できる場になれるように気をつけていきたいです。様々な体験を用意はわかりやすく、楽しく体験できました。合理的配慮、基礎的環境整備の違いもよくわかりました。
  • 話がとても上手で先生の講演に引き込まれました。時々紹介いただいたスライドで、目の前の生徒の困り具合を知ることが出来てうれしかったです。先生のイラストの会話は、私も実際に生徒にやらせてみたいと思いました。
  • 擬似体験もあり、とてもわかりやすかったです。日々の支援が適切かを振り返るきっかけになりました。また、長谷川先生と同じ内容があったことで復習でき、逆にわかりやすく感じました。
  • 大阪府の不登校数の実情、最近の多様な高校の在り方など、知り得なかった最近の大阪府の実情を詳しく知ることができ、大変有益でした。また、実際に体験するワークもたくさんあり、漢字が読めない子は書けないよな、静かじゃないと集中できないよな、などと子どもの気持ちを改めて確認することができました。たくさん勉強になることを短い時間にギュッと詰め込んでいただいて、ありがとうございました。あっという間の時間でした。
  • いろいろな研修を受けた中で、小田先生の研修が一番体験的・直感的に理解でき、何度聞いても新鮮で新たな発見がある。発達障害について、未知な人でもわかりやすく、聞いた後で支援がしたくなる内容なので、ぜひ今回の研修内容を校内で共有したいと感じた。
  • テンポよく、とても聞きやすかったです。個人のアセスメントに加えて、集団のアセスメントという考え方が、新しかった。ユニバーサルデザインの視点をまとめてくださっているので、学校の職員で、再確認したいです。