特別支援教育セミナー

趣旨
先生方の今後の取り組みのご参考になるよう開催致しました。
豊富な専門知識をお持ちの講師の先生に、子どもの学習に向かう姿勢や体の操作、いじめや愛着など生徒指導と特別支援の共通点ついてご講演いただきました。ぜひ実際の授業に役立てていただけますと幸いです。
開催日
令和6年10月12日
場所
「ナレッジキャピタル カンファレンスルーム」グランフロント大阪 北館 タワーC8階
主催/後援
主催:全国教科用図書卸協同組合 近畿ブロック
後援:大阪府教育委員会
内容
第一部:講演 『学校でできる運動、姿勢、手・指操作などへのアプローチ』
第二部:講演 『誰一人取り残さない支援教育の充実に向けて』

第一部:講演
『学校でできる運動、姿勢、手・指操作などへのアプローチ』

[講師]辻 薫(つじかおる)先生
大阪人間科学大学 保健医療学部 作業療法学科 教授 学生支援センター運営委員会 委員

頂きましたアンケートより抜粋

  • OTの方のお話しを直接伺うことができて良かった。子どもの感覚運動発達とアセスメントの図がわかりやすく、脳の機能に関してもお話しがあったので興味深かった。ありがとうございました。
  • 身体の機能の発達と認知との間に密接なつながりがあることを初めて知った。体の使い方を学ぶ方法や、自分で気づいて調整する方法など、体験を通して知ったことで深く学ぶことができた。新しい発見のある素晴らしい講演だった。
  • さっそく通級の子どもたちに実践してみました。姿勢保持の難しい子も多い中楽しみながらできました。ありがとうございます。
  • 子どもとの対話を通して、子どもの気づきを大切にするということが勉強になりました。通級を担当していて、できるようにトレーニングするという意識が指導者として強くなりすぎていたと感じます。子どものなりたい自分になるために一緒にどうしていくかを考えることが私の役割なのかなと思うことができました。
  • ワークの中で手や足を写しとり、指先などの部分を意識しながら力を入れていくことで、バランス感覚などを養っていけることをお教えいただき、すぐ子どもに実践してみたいと思いました。また、教師の思いだけで繰り返しの練習は子どもの力にならない、本人と対話をしていくことが大切であることを学ばせていただきました。今後は子どものニーズに応えられる指導を心がけていきたいと思います。ありがとうございました。
  • 姿勢によって様々なデメリットがあることが、体感的に感じることができました。よりよいと思えることを強要するのではなく、目標に向かってできることからやっていき、「やればできる」という思いも育てていく大切さを再認識しました。

第二部:講演
『誰一人取り残さない支援教育の充実に向けて』

[講師]小田 浩伸(おだひろのぶ)先生
大阪大谷大学 教育専攻科長・教授 特別支援教育実践研究センター長 障がい学生支援室長

頂きましたアンケートより抜粋

  • 昨年も講義を聞かせていただきました。とてもわかりやすく勉強になります。現在小学校に勤めていますが、中学、高校、また大学までのことを見据えて児童や保護者と関わっていきたいと思いました。
  • 様々なお話をいただく中でも、最後の「支援教育は、場所を選ばず行われるべき」という話、改めて学校現場の先生に伝えていきたいと思いました。
  • 学校全体に広めたくなる内容でした。1回目2回目でわからなかったらもう3回目からは聞く気にならないという話が印象的でした。授業の導入がいかに大切か、改めて感じました。わかりやすい授業についても聞きたかったので、また次回期待しています。
  • 小田先生の講演は、何度聴いてもその都度新しい発見があり、今回も最初から最後まで興味深い内容ばかりだった。時間の都合で割愛された部分もすべて聴きたかった。毎回当事者の視点を感じ取れる切り口で説明がわかりやすく、相手の立場に立った支援を学ばせていただき感謝している。もっと時間をかけてじっくり講演を聞きたいと思った。
  • 高等学校への進学の実態をお教えいただき、本当に驚きました。その中で支援級に入ることなくすり抜けてきた子どものその先を考えると小学校の段階でしっかり児童のアセスメントが必要であると思いました。また不登校児や日本語がわからない児童も発達特性、認知特性のある子とともにしっかりと配慮していく必要がある現状もわかりました。今日も小田先生の講座を楽しく受けさせていただきました。大変学びになりました。ありがとうございました。
  • 昨年、小田先生のアドバンス研修に参加させていただきました。小田先生のお話しは何度伺っても興味深く、新しい学びがあります。最新の公立高校(進路)のお話しや外国籍の生徒への支援、保護者への応対の仕方など、あっという間の90分でした。ありがとうございました。